ぽんぽんぺいんでつらたんなので、おしごとおやすみしまーす

🗣: バイクに乗ったり、ものづくりしたり、ひたすら寝たり。

コロナ下での落ち込みから立ち直るまで。

今回はコロナ下で入職した職場と馬が合わず転職し、 受託先とうまくいかず、さらに転職をし、昨年秋からお世話になっている職場で「コミュニケーションについて思い出す」事をメインにまとめます。

2019.XX(夏)

JavaでWebアプリのコードを書く職場に転職。 <<同僚・バイザーとの折り合い>>

2020.XX(春)

Kotlinを学んだりテストコードを修正するなどする。(このへんで自身のエンジニアとしての死をうっすら自覚する) 転職活動開始。

2020.05

某受託先にてRailsフリーランスとして入職。 <<経営者兼技術者との折り合い>>

2020.10

某非営利組織に教育&コードボランティアとして参加。 現在のヘルステックアプリ開発プロジェクトにジョイン。 <<ディレクターとの折り合い>>

①同僚・バイザーとの折り合い

Rails, Rubyだけではなく型付きの言語で現場のコードを書きたい、と思ったためジョインした職場での出来事。 実際Javaに関してはオブジェクト一つとってもRubyとは書き込む量が段違いだったし、腰を据えてコードを読みたいと思える現場だった。

ただし、要件定義〜実装〜デバッグみたいに開発スタイルがあるわけではなく、割とアジャイルみたいな動きをしていたと思う。正直その時の自分にとっては、開発に意識を割くリソース:開発外に意識を割くリソース=7:3くらいでやっていきたかったけど、それが難しい状況だった。

開発外に意識を割くことを極力減らしたくて、開発フローを確立させて行きたかったけれども、上記のような意図を周囲に伝えきれず、「開発者なのになぜコードを書くことを優先しないのか?」という発言を当時の同僚にさせてしまった。 とにかくハンパなく気が散っていた。

とはいえ同僚に干渉されるということは、個人的にまあまあストレスのある出来事で、次第にそれがバイザーとの関係性も悪くしていった。 (立場・理由を考えて、納得感の行く干渉であれば歓迎するというスタンスではあった)

無事に「不必要に仕事のやり方に干渉されて腹が立つ」という不満だけが伝わり、私の人格面におおいにマイナスの評価を抱いたようだった。(チームメンバーを尊重出来てナイ!)面談の回数も自然と遠巻きになっていった。

②経営者兼技術者との折り合い

前述の職場でKotlinでバッチを書く部署に移動になり、それはそれで楽しいと思っていた。 ただ技術の知識面については、悔しいことに「大量のデータをさばく経験もなく、型言語の扱いに習熟しているかと言われると怪しい状態」だった。(この時入職して半年)

リモートで勤務が始まったが、なにをがんばっても「たかがエンジニア業はじめて数年の人間がままごとをやっている」みたいな扱いをされていた。LTをするとマサカリではなく罵声が飛んでくる。 やる気も死んでいた。

とにかくアプリのコードをたくさん書きたくなって、Railsを書く仕事を探し始めた。

運良くマッチングした受託開発の会社でいくらかRailsのコードを書いたが、これがまたすごかった。 モデルが細分化され、今思い返せば継ぎ足されている秘伝のタレのごとしだったと思う。 フロントエンドもそうだったけど、少しの変更がすべての破滅を招く。

なつかしのCoffeeScriptと対面し、現実を受け入れた後で、フロントエンド側のリファクタリングからはじめようと心を入れ替えた。 方向性を打ち合わせして決めて、最初に出したプルリクでCSSで書いた決め打ちのpxについてコメントを求めてくる人間がいた。 話は変わるが、個人的にCSSで決め打ちをするのは、(何がとは言わないが)基本的にクソだと思う。

ここで注意したいのは、レビューの際にするコメントについては、建設的な展開をある程度予想して書くことである。 コードはクソだが、品質を担保しなければそれ以上のクソ扱いをされるこの現場では、このようなマウンティングが発生する。

私はこの現場で何も学ばなかった。受託って大変すね。

上記の諍いを見ていた現役のエンジニア兼取締役にあれこれ言われた気がするが、なんだか忘れた。 覚えているのは、お前の生産性が低いから金を出したくないみたいなことだったかな。 確かに工学系の学生を、アプリのコードを書かせてこき使うのは合理的だし、そいつらに比べると使いづらい従業員なのはもっともだな。まあフリーランスやししゃーない。という感想を抱く。(この人については、人を育てるみたいな感性は歴代バイザーの中で最も低かったと感じた) ここで経営者的にどう思ったのか、みたいな考えの側面を身につける。 ついでにふてぶてしさと面の皮も厚くなった。

③ディレクターとの折り合い

現在はまたRailsのコードを書いている。ORマッパーや、諸兄の活躍のおかげで隠蔽されまくった愉快なミドルウェアたちとのお付き合いだけでなく、エラー監視の仕組みの導入だったり、AWS各種の使い方を学んだり、以前よりは基底に近い分野で仕事をさせていただいている。やってみたいことは相談の上、どんどんさせてもらえる。ありがたい。

もっと勤務中は開発に時間を割きたい。そう思うことで発生するのは①に親しい出来事で、「開発部署以外とのコミュニケーションロスを避けたい・コミュニケーションする時間自体を低減させたい」みたいなことだった。

とくに要件定義、できれば基本設計についても、自分の仕事ではなく誰かの仕事にしたい。(欲しい物くらい明確に頼んでくれ、あわよくば他人にIN/OUTの責任を持って欲しいと思ってしまうのは私だけ?)

そのようなことは当然叶わないので、地道に打ち合わせをし、用件を拾うが「なにをどれだけいつまで」がビジネスサイドと決着しないこともしばしばある。

各々がいろいろを忘れることもあるので、プライドは捨てて、アホみたいに確認を取っている。 話が進むだけありがたいしもう私はアホでいい。

まとめ

アホを自覚したので、それを踏まえてどう生き残るかを今後考える。 面の皮は厚いし、仕事を始めた当初の純粋さのかけらもなくなったが、今が一番楽しい。